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端午の節句 |
五月五日は こどものですが... 古来この日を 『端午の節句』 もしくは 『菖蒲の節句』と 呼びます。 菖蒲を尚武と 書くこともあります。 武家の子供は 12歳から16歳で 元服すると 赤糸縅の鎧を 授けられたそうです |
鎧の数を数えるときは 1領・2領とよびます。 それは鎧というのはそれほど 高価なもので領土と同じぐらい 大切なものであるということから そういう数え方をしたそうです。 |
戦に行くときに 自分の身を 守ってもらう鎧には かなりの費用を かけたことでしょう。 鎧と呼ばれた 時代はまだ銃は 伝来していませんでした。 もっぱら刀と槍で戦う戦法でした。 |
特に弓に秀でたものが 優れた武者であった時代です。 馬に乗って名前を 名乗り槍で戦う 、 ある意味優雅な時代? であったと思います。 |
甲冑(かっちゅう) 鎧(よろい) 具足(ぐそく) 鎧の糸の色は とてもカラフルな 組み合わせで 一つの文化を 創り上げて いたと思います。 |
特に鎌倉後期に 着用されたと 思われる鎧には 優れたものが 数多く残されています。 |
銃が伝来して戦の仕方が 変わってくると 同時に量産 出来る甲冑が登場します。 |
着脱が早くできて 軽量化が進みました。 敵か味方かを わかりやすくする ために家中の者の 甲冑を共通する ものにしました。 伊達家の黒漆塗りの 甲冑や井伊家の 朱漆塗りの 具足等があります。 |
鎌倉時代から 徳川時代までの 300年の間に あったことを 見て戴くのも 一つの 楽しさでは ないでしょうか? |
『子は父の背中を見て育つ』 と言われています。 お家にある鎧を 後ろ向きに飾って お子さまに 見てもらうのも たまにはどうですか? 大きな背中に 背筋がピンと伸びて 姿勢がいいこと。 |